意味

何時間もかけてやったことは全て無駄だった。大切な人のことを思ってやったことだった。自分自身懐かしむ心のためだった。それは多分誰もがそうなんだろうけど、わかっていないと一蹴されたのにはひどく心が痛んだ。
確かに、現状は理解しきれていなかったかもしれない。こんなに低レベルな戦いをしていたとは思っていなかったから。こんなに、自分勝手で他人の意見を聞き入れようとしないものたちばかりだとは思わなかったから。
自分のしたいようにしたいのだったら自分の統率下におけるものを自分で作って信じ合えるもの同士で監視し合えばいいじゃないか。
理解ができない。歩み寄ったつもりだった。歩み寄る価値もなかった。気に留めるべきではなかったようだ。自分の心の弱さを改めて知ってしまった。重たくて弱い心。ガラス玉のように重たくて弱い心。